画像生成AI「Midjourney」、専用サイトを開設--「Discord」を介さず利用可能に

Lance Whitney (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2023年12月15日 11時37分

 「Midjourney」は、テキストから画像を生成する強力な人工知能(AI)で、ありとあらゆる画像を生成できると言ってもいいほどだ。しかし、これまではコミュニケーションサービス「Discord」経由でしか利用できず、特に使いやすいプラットフォームとは言えなかった。そのMidjourneyが今回、より簡単に素早く画像を生成できるという専用のウェブサイトを開設した。

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提供:David Gewirtz/ZDNET

 Midjourneyの最高経営責任者(CEO)David Holz氏によると、このウェブサイトは現在アルファ版で、まずはDiscord上のMidjourneyで作成した画像が1万枚を超えるユーザーだけが利用できるという。Midjourneyを使ったことがある場合、生成した画像の枚数を確認するには、Midjourney Botが含まれるDiscordのチャンネルで「/info」と入力すればいい。

 Midjourneyがサービスを開始した2022年7月以降、毎日何十回も利用している人でない限り、残念ながらまだ招待リストには載せてもらえない。しかしHolz氏は、今後数カ月でより多くの人がアクセスできるようにする予定だと述べている。

 AIを利用した画像生成機能は、ロゴからアニメ、写真のようにリアルなグラフィックまで、あらゆるものを生成したいプロなどの間で流行している。この機能を提供するAIは多いが、Midjourneyは特に人気の高いツールとなっている。しかし、これまではDiscordのアカウントとチャンネルからしかアクセスできず、設定して利用するまでが面倒だった。Discordを通さずに専用のウェブサイトを利用すれば、はるかに効率的で便利になるはずだ。

 利用資格のある人は、Midjourneyの新しいウェブサイトを見てほしい。「Join the Beta」(ベータに参加する)ボタンをクリックして、サインインできる。この新しいウェブサイトにアクセスできたNick St. Pierreという「X」(旧Twitter)ユーザーは、サイトを使用する様子を動画で投稿している。同氏は、このウェブサイトによって画像がはるかに扱いやすくなったと述べており、生成された画像をプロンプトで使用して新しい画像を作成する方法を紹介している。

Midjourneyの公式発表

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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