近年、テレビの価格は総じて下がっているが、有機ELテレビの価格はまだ、それ以外のテレビよりもかなり高額だ。
韓国の東国大学校の発見のおかげで、それが変わる可能性がある。
有機ELディスプレイが高価なのは、多くは部品に用いられているレアアース(希土類)が理由だ。実際の製造工程は低コストで簡単だが、レアアースはそうではない。
新たな研究は、より手頃な費用で効率よく同じ結果をもたらせる可能性があることを示唆している。
研究者らはレアアースの代わりに、それほど稀少ではなく、より安価な材料を使い、臭化マンガンをベンジルトリフェニルホスホニウムブロミドと合わせて粉砕した。それからアセトニトリルを溶媒として分解すると、OLEDデバイスの製造に使えるMnBzの単結晶ができたという。
研究者らによると、この新しいOLEDは従来の有機ELと同程度の品質だけでなく、高い効率と電源投入時の低い電圧を実現する。したがって、初期費用が少なくなる上に、有機EL所有の長期的費用の低減につながる可能性もある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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