アップル、「iPhone」を2024年からRCS対応に--グーグルは「歓迎」

June Wan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2023年11月17日 08時10分

 「iPhone」は2024年からRCS(リッチコミュニケーションサービス)に対応すると、Appleが9to5Macに対し認めた。メッセージ送受信の標準規格であるRCSは現在、「Android」搭載スマートフォンで採用されている。iPhoneで採用されれば、Android端末の間でより統一されたコミュニケーション体験が可能になる。

iPhone
提供:Jason Hiner/ZDNET

 現在、「iMessage」を使ってiPhone以外のユーザーとやり取りする場合、入力中であることを示すドットが表示されない、高解像度の画像や動画が送れないなど機能が制限される。RCSはこれらの問題点を軽減するものだ。

 Appleは9to5Macに対し、「来年後半には、現在GSM Associationによって公開されている標準であるRCS Universal Profileのサポートを追加する予定だ。当社はRCS Universal Profileについて、SMSやMMSより優れた相互運用性を提供できると考えている。これはiMessageと平行して機能し、iMessageはAppleユーザーにとって最高かつ最も安全なメッセージング体験であり続ける」と述べた。

 Googleの広報担当者はこのニュースを受け、次のようにコメントした。 「どのスマートフォンを持っているかに関わらず、誰もが新しい安全な方法で互いにやり取りする権利がある。そのため、当社はモバイル業界と密接に協力し、RCSの普及を加速させてきた。本日、AppleがRCSの採用に乗り出し、第一歩を踏み出したことをうれしく思う。当社は、RCSを進化させ、メッセージングをより公平で安全なものにするためのGSMAとの継続的な取り組みにAppleが参加することを歓迎し、誰にとっても適切に機能する方法で『iOS』にこれを実装するために同社と協力するのを楽しみにしている」

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]