ChatGPTとはいったい何なのか。本書では、ChatGPTが見せる非常に多彩な姿や、すでに実現していること、これから人類にもたらすであろう可能性が幅広くまとまっている。何より、堀江貴文氏を中心としてビジネスの場、テクノロジーの場の最前線で活躍している面々がどのようにChatGPTを駆使しているのかを率直につづっていることから、今まで「名前は聞いたことこそあるが、使ったことがない」人であっても、一歩を踏み出してみようと思えるような魅力的な内容が詰まっているといえる。
帯文で「ChatGPTは『令和の神器』だ!」と謳っている通り、日常こなしている業務の作業時間がかなり短縮されるだけでなく、日常のあらゆる領域で活用するチャンスは眠っている。これまでAIを巡っては、直近ではディープラーニングなどの技術がクローズアップされ、いくつものブームが勃興してきた。今回のChatGPTブームは、いよいよAIは人間に比肩しうる、まさに「知能」を手にしたと表現できるブレイクスルーである。AIが人間を超える特異点「シンギュラリティ」はこれまで2045年に起こると予測されている。タイトルでやや刺激的に「今やらないヤツはバカ」と表現されているが、過剰なメッセージだとは思わない。
本書では、上述したような著名人のChatGPT活用術だけでなく、購入者限定の特典として使い方動画やLINEグループでの質問権、さらには職種別のプロンプトが100種類も用意されている。読んでおいて損はない1冊である。
今回ご紹介した「今やらないヤツはバカ! 堀江貴文のChatGPT大全」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。
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