「ChatGPT」は、筆者にとって頼りになる人工知能(AI)ツールとなり、「iPhone」を使う際、検索では「Google」に、質問では「Siri」に取って代わった。だからこそ、米国時間11月8日にある物事を説明するもっと良い方法を尋ねようとして、ChatGPTが機能停止に陥っていた時の筆者の驚きは相当なものだった。
OpenAIは9日、ChatGPTとAPIの断続的な機能停止を報告し、その後、「分散型サービス妨害(DDoS)攻撃と思われる異常なトラフィックパターン」が原因だと述べた。
DDoS攻撃は、悪意あるアクターが意図的に大量のデータを標的の通信帯域に送りつけることで実行される。今回の例では、ChatGPTが運用するサーバーに大量のトラフィックが殺到した。過負荷となるトラフィックによって同サーバーが機能不全に陥ることは知られているため、ハッカーが妨害のためにDDoS攻撃を仕掛けても驚くには値しない。
今回の攻撃についてユーザーに知らせる最新情報は同日午後1時21分(日本時間10日午前6時21分)に発信されており、通常の稼働に戻ったことを報告している。
今回のサイバー攻撃は、6日に開催されたOpenAI初の開発者会議「OpenAI Dev Day」の直後に仕掛けられた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」