DeNA、NFT利用者の詐欺被害を減らす「NFTリテラシー検定」

 ディー・エヌ・エー(DeNA)は10月26日、NFTの詐欺に遭わないためのリテラシーを学習し、NFTによって修学を証明できる「NFTリテラシー検定」のサービスを開始した。リテラシー検定を通して詐欺被害を減らすこと、また利用者のリテラシーをブロックチェーン上で可視化することが狙いという。

 この検定は、NFTとNFTに必要なウォレットに関するルールを学習、詐欺事例を知り、検定方式のテストを受けることができるサービス。6つのテーマに沿った全16問の選択問題を全て正解すると、譲渡不可のデジタル証明として、さいとうなおき氏がデザインした「合格証NFT」を基本無料でミントすることが出来る。

 近年、ブロックチェーンの技術を用いた多くのサービスが登場し、NFTは浸透しはじめており、特にクリエイターを中心としたNFTプロダクトは、自身の創造性とエンターテインメントの可能性を広げ、新しい価値を生み出そうとしている。一方でブロックチェーン技術は発展途上であるため、NFTを狙った詐欺被害も多く聞かれるという。

 詐欺被害はNFT保有者のみならず、発行元のコレクションにも悪影響が及ぶ。そのため特定の事業者、クリエイター、プロジェクトに依存せず、幅広くNFT利用者に受講してほしいという思いで、NFTリテラシー検定を開始するに至ったとしている。

 サイトにウォレットを接続し、NFTに関する5つのテーマのテストに全て合格することで、合格証NFTをミントする権利を得ることができる。テストは必ず予習と問題がセットになっているため、学びながら試験を受けることが可能。日々新しい詐欺手法が生まれているため、NFTリテラシー検定では問題の追加を予定。新しいテストが追加されると合格証NFTのデザインが変更。最新のテストを解くことで合格証NFTが変化し、このサイクルを繰り返すことでリテラシーを常に高い状態に保つことを狙いにしてるという。

テストのイメージ
テストのイメージ
合格証NFTのイメージ
合格証NFTのイメージ

 なおこのサービスは、ブロックチェーンネットワークとしてPolygonを利用。また利用者がガス代を負担せずにNFTのミントを可能にするMeta transaction技術(ガスレス)を採用しているため、合格証NFTの入手に暗号資産は不要。ただしガス代無料は予告なく終了することがあるとしている。

 リリースにあわせて、NFTプロジェクト「MEGAMI」とのコラボ企画や、合格証を最新状態にしてX(Twitter)IDを連携すると、さまざまなクリエイターとのコラボNFTを貰える記念キャンペーンを展開する。詳細は公式サイトに記載されている。

「NFTリテラシー検定」公式サイト

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