米連邦通信委員会(FCC)は、何年にもわたって熟慮を重ねた結果、超低出力(VLP)デバイスでの6GHz帯使用を全会一致で承認した。Appleの「Vision Pro」やMeta Platformsの「Quest 3」など、高速データ転送と低干渉の恩恵を受けることになる拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットも対象に含まれる。
Apple、Google、Microsoft、Metaはいずれも、2019年から6GHz帯の利用解禁を求めてロビー活動してきた。FCCの決定により、6GHz帯の恩恵を受けられる高度な技術的応用の新たな波が生じるのは確実だ。
今回の承認はAR/VRウェアラブルや小型のIoT機器などのVLPデバイスに対象が限定される。
FCCのJessica Rosenworcel委員長は、9月にVLPデバイスでの6GHz帯使用を提案した際、次のように述べていた。「われわれの生活を容易で便利なものにしてきた無数のイノベーションが、免許不要の周波数帯域を利用している。6GHz帯によって、仕事や学校、エンターテインメント、イノベーションでわれわれが毎日使っているWi-Fiはより良いものになった」
FCCの発表(PDF)この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?