人工知能(AI)チャットボットの中では、OpenAIの「ChatGPT」が最もよく知られた存在だろう。しかし、新興企業Anthropicの「Claude 2」など、新たなチャットボットも登場している。Anthropicは米国時間9月7日、より高度な機能を提供するため、同社のAIチャットボットの有料版「Claude Pro」を発表した。
有料版は無料のClaude 2同様、米国および英国のユーザーのみが対象となる。無料版と比べて、5倍の利用が可能だ。
5倍の利用とより多くのメッセージに対応するほか、トラフィックが輻輳する時間帯はClaude.aiを優先的に利用でき、新機能への早期アクセスもできる。
Claude Proは、添付ファイルや会話の長さなど、メッセージの長さによって制限がかかることがある。同社によると、利用可能なメッセージが残り10件になった時に警告され、制限は8時間ごとにリセットされる。
無料版は、利用量や会話の件数に制限があったり、ピーク時に待ち時間があったりするものの、引き続きClaude.aiで利用できる。
同社はこうした制限について、Claude 2の実行には強力なコンピューターが必要なためだと説明している。制限を設けることで、多くのユーザーは無料で機能を試す一方、パワーユーザーは日々のワークフローで活用できるという。
Claude Proのサブスクリプション料金は月額20ドル(約2900円)で、有料の「ChatGPT Plus」と同額だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス