東京大学発ヘルスケアスタートアップであるissinは9月5日、生活習慣改善サービス「スタイルアッププログラム」の提供を開始すると発表した。
同社は、独自に開発した「無理なくライフスタイルに定着できる行動変容デザイン思想」をもとに、第1弾のプロダクト「スマートバスマット」を2022年11月に発売している。
スマートバスマットの提供を通じて、利用データ分析やユーザーフィードバックから、体重管理だけではなく、生活習慣や健康意識までも大きく変えていることが判明。これを受け、より一層の健康的な行動の促進や習慣化を促すための機能開発や行動変容デザインの研究を強化し、ノウハウや知見を蓄積してきた。
今回、蓄積した知見を生かし、行動変容デザイン思想に最新の研究成果を掛け合わせたスタイルアッププログラムを開発した。
スタイルアッププログラムは、管理栄養士・保健師・薬剤師・健康運動指導士・理学療法士の専門家チームがAIと協働。
最先端の行動変容モデルに基づき、ライフスタイルに寄り添った健康アクションの提案や習慣化をコーチングし、フォローアップするプログラムとなる。
9月より、法人(地方自治体・企業・医療機関など)向けにて提供を開始。年内には、個人向けサービスとして提供を開始する予定。
なお、連携協定を結ぶ沖縄県読谷村と5月から開始した実証実験では、満足度が95%、平均減少体重は3.5kgなど、減量や生活習慣の改善に繋がる結果が得られたという。
同様の実験は、9月1日より沖縄県那覇市でも開始している。
加えて、心拍数連動オンラインエクササイズサービス「Smart 5min.」の年内展開も予定。専用の心拍数計測デバイスを用意し、応援購入サービス「Makuake」にて、年内の正式ローンチを予定する。
スマートフォン連動の専用心拍計となっており、自宅トレーニングをサポートするサービスとなる。誰もが手軽に朝の運動習慣を続けられるようなサービスデザインを採用しており、毎朝自宅からオンラインで参加が可能。
わずか5分間で最大心拍数ゾーンに到達する高強度インターバルトレーニング(HIIT)を取り入れ、オンラインで参加者同士の心拍数ゾーンを可視化・共有することで、一体感を生み出しモチベーションの向上へと繋げられるという。
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