ニコンは、産業用金属3Dプリンターを手がけるドイツ企業、SLM Solutions Groupの株式を全て取得した。100%子会社のNikon AMと統合し、新たな完全子会社「Nikon SLM Solutions」として運営する。
SLMは、各種部品を3Dプリンターで作る付加製造(Additive Manufacturing:AM)分野の企業。試作から量産までカバーし、大型パーツの造形を得意とする。レーザー粉末床溶融結合(Laser Powder Bed Fusion:L-PBF)方式の金属対応3Dプリンターを、航空宇宙や自動車といった分野の150社を超える企業に750台以上納入している。
ニコンは、金属対応3DプリンターによるAM分野での事業展開を目指し、増資引き受けと、普通株式および転換社債の公開買い付けを組み合わせてSLM買収に取り組んでいた。
今後、SLMの金属AM装置製造に関する技術と、ニコンが持つ光利用技術と精密技術をベースとする材料加工事業のノウハウなどを組み合わせ、世界規模で金属AM事業を推進する考え。
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