中国の百度(バイドゥ)は、プラットフォームの改善に向けてユーザーの意見を集めるため、生成人工知能(AI)モデル「ERNIE Bot(文心一言)」を一般公開した。
今のところ中国市場でしか利用できないが、ERNIE Botは、同国内のアプリストアでダウンロードでき、バイドゥのサイトからもアクセスできる。
バイドゥは、生成AIの4つの主要機能(包括的推論、記憶、生成、理解)を提供するというAIネイティブのアプリもリリースする計画を立てている。
ERNIE Botは現在、中国の巨大なインターネットコミュニティに提供されており、「現実世界」に住むユーザーの意見を収集して、基盤となるAIモデルを改善できると期待している、とバイドゥの共同創業者で最高経営責任者(CEO)であるRobin Li氏は述べている。同氏によると、より優れたユーザー体験に向けて新バージョンのチャットボットをもっと迅速にリリースすることも可能になるという。
ERNIE Botは、アクセスできるユーザーを限定して3月に初めてリリースされた。ベースになっている基盤AIモデルは、中国国内および国外の10以上の評価で首位に立った、とバイドゥは述べている。このAIモデルは以前、招待コードを保有するユーザーに提供され、APIは「Baidu AI Cloud」経由でアクセスが可能だった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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