ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PlayStation 5(PS5)向けのリモートプレイ専用機「PlayStation Portal リモートプレーヤー」を、2023年内に発売すると発表した。価格は2万9980円(税込)。
PlayStation Portal リモートプレーヤーは、PS5のゲーム体験を手元で味わえるリモートプレイ専用のデバイス。アダプティブトリガーやハプティックフィードバックなどのDualSense ワイヤレスコントローラーの主要な機能を備え、8インチ・解像度1080p・60fpsでの描画に対応した液晶ディスプレイを搭載している。主に家族がテレビを使用していてゲームが遊べないときや、PS5のゲームをリビング以外の別の部屋で遊びたい、といったユースケースに最適なデバイスとうたっている。
PS5本体にWi-Fi経由で接続することで、PlayStation Portalでのゲームプレイが可能。PS5本体にインストールされた対応ゲームがプレイできる。なお、VRヘッドセットが必要なPlayStation VR2 のゲームや、PlayStation Plusプレミアムのサービスに含まれるクラウドストリーミングによるゲームプレイには対応していないという。
なお、オーバーイヤー型の新しいワイヤレスヘッドセット「PULSE Elite ワイヤレスヘッドセット」ならびに、PlayStationブランドとしては初めてとなるワイヤレスイヤホン「PULSE Explore ワイヤレスイヤホン」の発売も発表した。PULSE Eliteは1万8980円(税込)。PULSE Exploreの価格は2万9980円(税込)。
PULSE Eliteは、ロスレスオーディオに対応したワイヤレスヘッドセット。今回から新たに追加した格納式ブームマイクは、AIによって背景の音をフィルターするノイズリダクション機能を搭載。また、充電と収納が同時に可能なチャージングハンガーも同梱する。
PULSE Exploreは、PlayStationブランド初のワイヤレスイヤホンです。内蔵しているデュアルマイクは、AIによって背景の音をフィルターするノイズリダクション機能を搭載し、ロスレスオーディオに対応。充電用のケースも付属する。
PULSE EliteならびにPULSE Exploreは、PlayStationのオーディオ機器としては初めて、プロフェッショナルなサウンドエンジニア向けのハイエンドヘッドホンに搭載されているカスタム設計のプレーナーマグネティックドライバーを内蔵。市販のワイヤレスイヤホンにプレーナーマグネティックドライバーを採用している事例は限定的としており、ゲームの没入感を高める素晴らしいオーディオ体験が楽しめるとうたっている。
PULSE EliteならびにPULSE Exploreは、PlayStation Linkという新たなワイヤレスオーディオ技術によってPlayStation Portalに接続する。PlayStation Linkは、低遅延のロスレスオーディオを提供する新技術。USBアダプターを挿入したPS5やPlayStation Portalなど、PlayStation Linkに対応したデバイスに複数接続し、デバイス間で音声を簡単に切り替えることが可能。
PULSE EliteやPULSE ExploreをPS5で使用する場合は、両商品に同梱するUSBアダプターを本体に差し込みPlayStation Linkに接続。PlayStation Link USBアダプターは単体での発売も予定しており、PCやMacでもPULSE EliteやPULSE Exploreによる低遅延のロスレスオーディオが楽しめる。また、PlayStation Link対応デバイス(PS5、PC、MacまたはPlayStation Portal)に接続しながら、同時にBluetooth対応機器にも接続が可能という。
例えば、USBアダプターを挿入したPS5にPlayStation Linkを通じてPULSE Exploreを接続しながら、同時にお手持ちのスマートフォンとBluetoothを介して接続することができるため、ゲームをプレイしながら通話もできるという。
各製品はいずれも近日中にプレオーダーの開始を予定。発売日などのさらなる詳細は後日告知するという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」