テキサス州ダラス・フォートワース地域近郊では2023年のうちに、Walmartの商品や食料品を自宅までドローンで30分以内に配送してもらうことが可能になる見込みだ。
Googleの親会社Alphabetの傘下でドローン配送を手掛けるWingは米国時間8月24日、テキサス州フリスコにあるWalmart Supercenterからの配送を今後数週間のうちに開始し、2つ目の近隣店舗からの配送を年内に開始することを明らかにした。
ドローン配送には、技術、規制、騒音、コスト、安全性、大衆の支持など、多数の課題がある。しかし、新興企業や大手IT企業が問題に対処するにつれて、その利用者は世界中で増加している。これにより、一部の商品は直ちに手に入るようになり、店での買い物やトラックによる配送の必要性は下がるとみられる。
「Wingのドローンは、3ポンド(約1.36kg)弱の荷物を積載可能で、当社は食料品、日用品、OTC医薬品など、幅広い種類の商品を対象に配送を開始する」と、 Walmartの広報を担当するLindsey Coulter氏は述べた。
ユーザーは、「Android」または「iOS」版の「Wing」アプリで商品を注文できる。自宅の住所を入力すると、配送可能かどうかが表示される。配送可能地域は、Walmartの店舗から約6マイル(約9.7km)の範囲だ。
現在のところ、ドローン配送は実験が許可されている地域に限定されているが、それらの地域では、本格的に取り組みが進められている。WingやZiplineなどの企業は、何十万回もの配送実績を誇る。ダラス・フォートワース地域は同技術の中心地となっており、複数の企業が配送サービスを展開している。
Wingのプレスリリースこの記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」