Sansanは8月22日、インボイス管理サービス「Bill One」に、請求書のテンプレートを作成できる「請求書テンプレートカスタマイズ機能」を追加したと発表した。
インボイス管理サービス「Bill One」は、郵送で届く紙の請求書やメールに添付されるPDFの請求書など、あらゆる請求書をオンラインで受領・データ化できるインボイス管理サービス。
2020年5月のローンチ以降、機能アップデートや各種サービスとの連携を行っており、2022年7月からは請求書の発行機能を単体サービスとして提供している。
10月のインボイス制度開始に伴い、課税事業者は請求書について、登録番号の記載やインボイス制度の要件に沿った税率や税額の記載が必要になる。
加えて、請求書フォーマットを変更するにはシステム改修などが必要となり、金銭面でも工数面でも大きな負担の発生が想定されている。
同社が7月に行った調査では、インボイス制度の対応を進めている人のうち、請求書フォーマットの変更を完了できていない人が半数以上(51%)という結果となった。
インボイス制度開始が間近に迫り、適格請求書に対応する請求書フォーマットへの変更が急務となる中、請求書を柔軟にカスタマイズできる「請求書テンプレートカスタマイズ機能」の追加を決定した。
インボイス制度で求められる登録番号の追加や、消費税の表示項目の変更にも対応し、テンプレートの追加やフォーマット修正も画面上から行えるという。
同機能は、「Bill One」の「請求書発行機能」に標準搭載され、「請求書発行機能」を契約中であれば、追加費用なしで利用できるとしている。
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