Check Point Software Technologiesは、米国の病院に対するランサムウェア攻撃が増えていると警告した。直近4週間のデータによると、米国にある医療機関では平均29組織中1組織がランサムウェア攻撃を受けていた。
業種別でみると、現在のところ医療機関がもっともランサムウェア攻撃を受けているそうだ。2022年には、1組織あたり平均で毎週1426回も侵入を試みられており、前年に比べ78%の増加だった。
医療機関には取り扱いに注意を要するデータがあり、サイバー犯罪者は脅しに屈しやすいと期待してランサムウェアを多用すると考えられる。さらに、管理や更新が適切に行われていない機器が新旧入り交じって数多く使われている点も、狙われやすい要因だという。IoT対応デバイスが増え、セキュリティを考慮しないままシステムが構築されていることも、混乱を招いている。
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