DMM.comは8月3日、EV充電サービス「DMM EV CHARGE」において、2024年からテスラ方式の充電規格である「NACS」(North American Charging Standard:北米充電標準規格)に対応した急速充電器を導入すると発表した。ガソリンスタンドや高速道路のサービスエリア・パーキングエリアなどに設置する。
DMM.comは5月から、全国の商業施設や宿泊施設、公共施設、マンションなどに対して、DMM EV CHARGEの提供を開始。事業者向けに、初期費用(機器・工事費)とサービス利用料が無料の「0円プラン」と、各施設で充電器を設置するかわりに販売価格の一部を還元する「売電シェアプラン」の2つのプランを提供している。同社によると、提供開始から3カ月で2500基を受注したという。
2024年中に全国で1万基の充電器設置を目指しており、12月頃から商業施設と宿泊施設の来訪者へのEV充電サービスを提供する。DMMアカウントと連携したアプリ決済に対応することで、DMM.comの会員4101万人が即時にサービスを利用できる。「DMMポイント」の還元など、利用頻度に応じたキャンペーンも展開する予定だ。
NACSは、自動車向け技術の標準化に取り組んでいるSAE Internationalが6月、標準化を発表。今後、自動車メーカー各社での導入拡大が見込まれているという。
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