Alphabetは米国時間7月25日、2023年第2四半期(6月30日締め)の決算を発表した。売上高、利益ともに市場予想を上回った。
売上高は746億ドルで、前年同期の697億ドルから7%増加し、Refinitivによる予想の729億ドルを上回った。1株当たり利益は1.44ドルで前年同期の1.21ドルを上回り、こちらもRefinitivによる予想の1.34ドルを超える結果となった。
広告事業の売上高が前年同期比3%増の582億ドルと堅調に推移する中、クラウド事業は28%増の81億ドルで、営業利益は3億9500万ドルと好調だった(前年同期は5億9000万ドルの赤字)。
AlphabetとGoogleの最高経営責任者(CEO)を務めるSundar Pichai氏は次のように述べている。「当社の製品と会社全体にエキサイティングな勢いがあり、それが今四半期の好調な業績をけん引した。AI(人工知能)における継続的なリーダーシップ、エンジニアリングとイノベーションにおける卓越性が『(Google)検索』の次の進化を促し、当社の全サービスを改善させている。15製品にはそれぞれ利用者が5億人、6製品にはそれぞれ20億人以上いて、われわれには使命を果たす上で実に多くの機会がある」
また、現在AlphabetとGoogleの最高財務責任者(CFO)を務めているRuth Porat氏は、CFO職に加えて9月1日付で新設される両社のプレジデント兼最高投資責任者に就任し、Pichai氏の直属となる。Porat氏は2015年5月にGoogleのCFOに就任し、「同社史上、在任期間が最も長いCFO」となっている。
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