DFA Roboticsは、Pudu Roboticsの清掃ロボット「PUDUCC1」の取り扱いを開始した。サンザが運営するホテルバリタワー大阪天王寺において、国内初導入する。
PUDUCC1は、1台で吸引・水拭き・掃き・乾拭きの4役を担う自動走行可能なサービスロボットだ。吸引・水拭き・掃き・乾拭きを人の手で行うには、複数の器具を使用し多くの時間が必要だが、1台で全ての作業に対応でき、人が清掃を行うよりも工数を削減可能。
同社によると昨今、人口減少や長引くコロナ禍の影響により、宿泊施設や飲食店、医療機関、商業施設など、さまざまな業態が労働力確保や生産性向上などの課題に直面しているという。
中でも旅館・ホテル業は、旅館・ホテル業の正社員を不足とする割合が75.5%と51の業種別で最も高く、6カ月連続でワースト1位を記録。前年同月比では23.1ポイント増、2021年同月比では52.0ポイント増と、緊急度の高い課題となっている。
同社は、ひとりひとりの業務負荷の改善を目的として、世界最先端のロボティクスを活用したロボティクスソリューションを提供している。
また、清掃範囲のマップを記憶し、清掃レポートを自動生成するため、掃き残しや吹き漏れ、掃除のし忘れなどのヒューマンエラーを気にする必要がなく、省人化・業務工数の削減が期待できる。
扱い開始を記念し、1台4役の清掃ロボット「CC1」のは無料テスト導入を募集している。モニター期間は、設置から3日間。DFA Roboticsのウェブサイトで問い合わせを受け付けている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」