スカパーJSATは7月21日、社内サーバーに対し、不正アクセスを受けたと発表した。不正アクセスされたファイルの中に、取引先の担当者とスカパーJSATの従業員等の個人情報が含まれていたという。なお、不正アクセスされたファイルの中には、「スカパー!」や「SPOOX」などの放送・配信サービスとその他の関連サービスの契約者情報は含まれていないとしている。
スカパーJSATによると、6月1日にオフィスオートメーションシステム上のターミナルサーバーに不自然なアクセスログを発見したため、調査を開始。6月7日、外部専門機関へのフォレンジック調査を依頼し、6月8日、不正アクセスがあった場合の拡大を防ぐために、侵入経路と考えられるネットワークの遮断及びターミナルサーバのシャットダウンしたという。6月14日に外部専門機関の調査により、第三者によるターミナルサーバーから社内ファイルサーバー等への不正アクセスの痕跡を発見。不正アクセスされた可能性のあるファイルの内容について調査した結果、取引先、従業員等の個人情報が含まれていることが判明したという。
漏えいした可能性がある個人情報は、7月21日時点で取引先の個人情報76人分と、スカパーJSATとグループの社員、関係者の個人情報1375人とのこと。現時点では、二次被害の報告は受けておらず、二次被害のおそれは限定的と考えているという。
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