Appleは米国時間7月10日、「iPhone」のOSへの「緊急セキュリティ対応」として「iOS 16.5.1(a)」をリリースした。このアップデートは同社によると、既に悪用されている可能性のあるセキュリティ問題に対処するものだという。
このアップデートをダウンロードするには、「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」で「ダウンロードしてインストール」をタップした後、画面の指示に従う。
Appleは、今回の緊急セキュリティ対応によって、「iOS」上の「Safari」やサードパーティー製のブラウザーが利用しているブラウザーエンジン「WebKit」に含まれている脆弱性が修正されるとしている。この脆弱性が悪用されると、任意のコードの実行につながる恐れがある。ITサービス企業のOktaによると、その場合には第三者によるユーザーデータの窃取をはじめとする悪質な目的でのユーザーデバイスのハッキングが可能になるという。
「iOS 17」の初回パブリックベータ版は、7月中にリリースされる見込みだ。Appleは同社の年次開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)23」でiOS 17を発表した後、開発者向けのベータ版を提供している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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