ウォンテッドリー、「#キャリアビジョン直結型インターン」プロジェクトを始動へ

 ウォンテッドリーは7月5日、やりたいことや歩みたいキャリア(キャリアビジョン)が分からないという就活生の悩みを解決すべく「#キャリアビジョン直結型インターン」プロジェクトを開始したと発表した。

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 就職活動においては、就活ノウハウに関するさまざまな情報や、生成AIを始めとする新たなツールが続々と生まれている。

 一方、2022年12月に学生を対象に行なった調査では、学生の51%が「自分が何がしたいか、どんなキャリアを歩みたいかが分からない」と回答。多くの学生が、キャリアビジョンが見つけられないまま社会に出ている結果となった。

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 また、2025年卒の学生を対象に、採用直結型インターンが正式に認められている。これにより、今後長期インターンシップ(1カ月以上に渡る就業型のインターンシップと定義)においても内定獲得が目的となり、「やりたいこと」の発見を二の次にする傾向が強まることを懸念しているという。

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 そこで同社は、仕事の実体験を積みながら、やりたいことやキャリアビジョンの発見にも直結できる長期インターンを「キャリアビジョン直結型インターン」と称し、同名を冠するプロジェクトを発足した。

 また、同プロジェクトにおいて、就活生との対面マッチングイベントを8月2日に開催する。

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 同社が24年卒〜26年卒の就活生に対して行った調査において、就職先選びで重視することをきいたところ、「有意義な仕事」(62%)、「自己成長」(58%)、「給与」(49%)が上位となり、「企業名」を選んだ人は11%程となる結果となった。

 一方、合同説明会などの就活イベントでブースを回る際に「企業名」をみて話を聞く場所を決めたことがあるかを聞くと、75%以上の学生が「はい」と回答。特に25年卒の学生は、82%と8割をこえる就活生が企業名で訪問するブースを選んでいることが判明した。

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 就活イベントでは、企業名が目に入ってきてしまうことから、企業のビジョンなどではなく、知っている企業かどうかで判断する傾向にある。

 さまざまなブースが並ぶ就活イベントで、訪問するブースを「企業名」で選ぶ学生が多いという結果を受けて、就活生が自分の「やりたいこと」と向き合う機会を提供するための就活イベントを開催することになった。

 同イベントでは、企業名を隠す代わりに企業の「やりたいこと」が書かれたブースを設置。これまで企業の名前をみて話を聞くブースを選んでいたところを、企業の「やりたいこと」を軸に選ぶことで、就活生が本当に「やりたいこと」ができる長期インターン実施企業との出会いの場を創出するとしている。

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