TikTokが新機能「TikTok Creative Challenge」をテストしている。クリエイターとブランドが提携する新たな方法であり、クリエイターがブランドとつながり、広告を作成して収入を得ることをより容易にするものだ。
このアプリ内機能により、クリエイターはさまざまなブランドの募集要項(「チャレンジ」と呼ばれる)を閲覧し、選んだ案件に対しオリジナルの動画広告を提出できる。
その後、内容に修正が必要な場合はその点が通知される。修正要求を不服とすることもできる。承認されると、広告動画はクリエイターのプロフィールには表示されず、TikTokの「おすすめ」フィードに広告として掲載されるという。
ただし、実際に報酬が得られるまでの過程はやや複雑だ。
提出された広告動画に対する「報酬」や支払いは、特定の条件を満たした動画視聴回数やコンバージョン数など、複数の指標に基づいて決定される。そのため、多大な労力を払って高品質の動画を制作して送信しても、大した報酬が得られない可能性がある。
また、提出された広告をブランドがどれだけの期間掲載できるのか、という問題に対する懸念もある。
通常、広告の掲載期間が長くなるほど、インフルエンサーは自らが作成しているコンテンツにより高い報酬を要求することが可能になるはずで、これも考慮すべき問題の1つだ。
この新機能は、クリエイターが提携先のブランドを探し、交渉するのにかかる時間を大幅に短縮するが、宣伝の見返りに得られる報酬に関する自由度は狭まることになる。
チャレンジに参加するには、18歳以上で米国ベースのアカウントを持ち、フォロワーが5万人以上いる必要がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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