「TikTok」、動画がお勧めされた理由が分かるアイコンの追加を発表

Jada Jones (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2022年12月21日 10時41分

 「TikTok」で「For you」ページをスクロールし、次々と表示される動画を見ているときに、「For youページにこの奇妙な動画が表示されるようになったのはどの動画を見たからだろうか」と疑問に感じたことのある人がいるかもしれない。TikTokを運営する字節跳動(バイトダンス)は、こうした疑問に答えてくれる新機能をアプリに搭載すると発表した。

TikTokの画面
提供:TikTok

 同社ウェブページによると、この新機能によって特定のコンテンツを勧められた理由が分かるようになるという。For youページで目にした動画が表示された理由を知りたい場合は、シェアボタンをタップした後、「Why this video」アイコンをタップすればよい。

 すると、TikTokのアルゴリズムがその動画をお勧めと判断した理由が表示される。この理由には、自分がいる地域で人気がある、その動画のクリエイターをフォローしている、自分が「いいね」やシェアをした動画と似ているとアルゴリズムが判定した、といったものがある。

 同社によると、特定の動画がFor youページに表示される理由を明確にする取り組みは、ユーザーとプラットフォーム間の「意義ある透明性」を実現するためのものだという。透明性の向上という目標が達成されるまでの数年間、ユーザーはTikTokのアルゴリズムの仕組みを十分には理解できなかった。

 同社は2020年に、For youページでのユーザーの動画に対するインタラクションがFor youアルゴリズムの基本になっていると説明していた。TikTokのアカウントを最初に作成した際、For youページに配置される動画は、その人がどのようなコンテンツを視聴したいのかをアルゴリズムが学習できるようなものになっているのだという。

 つまり、まったく新しいTikTokアカウントのFor youページでは、数百万人のフォロワーがいる認証済みのクリエイターによる人気動画を多く目にすることになる。

 その後、アルゴリズムは動画を最後まで視聴した時や、動画に「いいね」やコメントをした時、好きなクリエイターをフォローした時に、それが好みだとして学習し、For youページに類似の動画を表示するようになる。

 ユーザーは動画とのインタラクションを通じて、自分が好むものをアルゴリズムに伝える一方、視聴せずにスルーしたり、動画の「興味ありません」をタップすることで、視聴したくないものもアルゴリズムに伝えることができる。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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