東京電力パワーグリッド(東電PG)は6月23日、「停電情報自動配信サービス」の提供を開始したと発表した。連携した企業へ、電力各社の停電情報データを配信する。
停電情報自動配信サービスでは、北海道電力ネットワーク、東北電力ネットワーク、中部電力パワーグリッド、北陸電力送配電、中国電力ネットワーク、沖縄電力の国内一般送配電事業者6社から、停電情報を取得。東京電力パワーグリッドが開発、運用するサーバーに集約し、同社の停電情報とあわせて連携する企業向けに自動配信する。
連携企業は、提供されたデータをもとにウェブサイトや公式LINEチャンネル、アプリケーションなどを通じて、広く停電情報が配信できるようになる。
これまで、電力各社のサービスエリア内で発生した停電情報については、各社での情報発信に留まり、一元的に集約、把握する電力会社公式のシステムはなかったという。一方で、電力各社のウェブサイトやアプリケーション以外からも停電情報を得られることは、暮らしの安心・安全につながるという利用者のニーズがあったとしている。
同社は今後、一般送配電事業者10社のうち、今回取得していない関西電力送配電、四国電力送配電、九州電力送配電のデータ連携を目指し、引き続き検討、開発するという。
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