プライバシー重視の検索エンジンを手がけるDuckDuckGoは米国時間6月22日、「Windows」向けデスクトップブラウザーのパブリックベータ版を公開した。同社のプレスリリースによると、すべてのWindowsユーザーがこのブラウザーをダウンロードして試せるようになったという。
DuckDuckGoの広報担当者は米CNETに電子メールで次のようなコメントを寄せた。「これは何年も前から最も要望の多かった製品だ」「ついに誰もが利用できるようになったことを、われわれは誇らしく思っている」
DuckDuckGoによると、Windows版ブラウザーは、「iOS」「Android」「Mac」版DuckDuckGoブラウザーですでに提供されているのと同じプライバシー保護機能のほぼすべてを備えているという。具体的には、安全なパスワード管理、無料の電子メール保護、サードパーティートラッカーのブロックなどだ。
Windowsユーザーはまた、プライバシーを強化した「YouTube」動画プレーヤー「Duck Player」や、プライバシーを最大限に保護した設定オプションを自動的に選択し、クッキー同意のポップアップを表示しないようにするクッキーポップアップ管理機能も利用できる。
パスワードの入力やブックマークの設定をやり直されなければならないのが面倒でDuckDuckGoブラウザーに乗り換えるのをためらっている人も、心配は無用だ。他のブラウザーからすべてをインポートできる。
DuckDuckGoはまた、リンクトラッキング保護などのプライバシー機能やタブのピン留め機能など、より多くの機能を今後のバージョンに搭載するよう取り組んでいるという。
ただし、このブラウザーはベータ版のため、一部の機能にはバグがあるかもしれない。ブラウザーを使っていて問題が生じた場合は、ブラウザーの「Fire」ボタンのすぐ下にある3つのドットが並んだメニューから匿名のフィードバックフォームにアクセスして、問題を報告できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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