米議員らは先週、人工知能(AI)やそのリスク、AI競争における米国の立場に関する3件の法案を提出した。
「Transparent Automated Governance Act(TAG Act)」は、人々がAIや自動システムとやり取りする場合や、それに基づく重要な判断を下す場合に、利用しているのがAIや自動システムであることを知らせるよう連邦政府機関に義務づけるもの。
同法案を起草した1人であるMike Braun上院議員は、「連邦政府は、先見性と透明性をもってAIを活用し、操縦席に人間が座っていない状態で判断が下されることがないように保証する必要がある」と述べた。
「Global Technology Leadership Act」は、AI、半導体、量子コンピューティングなど重要なテクノロジー分野のイノベーションにおいて、いかに米国の主導性を確保するかを分析する組織を立ち上げるものだ。
「AI Disclosure Act」は、AIで生成されたあらゆるものについて、そのことを明示することを義務づけるもの。
同法案を提出したRitchie Torres下院議員は、「情報公開は決して特効薬ではないが、連邦規制に向けた長くなるであろう道のりの常識的な出発点だ」と述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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