Z世代の2人に1人が部屋選びの際に「動画」を参考にしたいと回答--ハウスコム調べ

 ハウスコムは6月7日、同社が実施した「2023年度"部屋選び"に関する調査」の結果を発表した。Z世代の2人に1人が、部屋選びの際に「動画」を参考にしたいと回答したという。


 本調査は、4月28日より5月7までの期間、インターネット調査により行ったもの。過去1年以内(2022年4月以降)に賃貸物件に引っ越した、または1年以内(2024年4月まで)に賃貸物件に引っ越し予定で、自身で物件選びをした15歳から49歳の男女、計600人を対象に行った。

 今回は新たに、1990年代中頃から2000年代終盤までに生まれた、Z世代と呼ばれる16歳から25歳(調査時点)の男女、587人を対象に、「Z世代による動画を活用した部屋選び」の集計もしている。

 まず、Z世代が情報源として普段から利用しているメディアは、66.4%が「SNSいずれか」と回答。そのうち最も利用率が高いSNSは「YouTube」の50.1%、次いで「Instagram」46.8%、「Twitter」43.8%、「TikTok」23.2%と続く。


 続いて、部屋選びの際に利用したメディアや情報源については、「物件検索ができるウェブサイト」が60.5%と最も多く、2位の「物件検索ができるアプリ」31.7%とあわせて、物件検索サイトやアプリの利用率が高という結果。

 その一方で、3位「店舗」19.9%に次いで「SNSいずれか」と回答した人は16.0%にのぼる。ハウスコムは、今後、Z世代をはじめとする若い世代では、さらに部屋選びにおいてもSNSの活用が広がる可能性が感じられるとしている。


 また、部屋選びでよく利用する「不動産ポータルサイト」や「アプリ」について不満に感じることを、「物件検索ができるサイトもしくはアプリを利用したことがある」人にたずねたところ、Z世代全体では、「物件の広さがイメージしづらい」29.3%、「物件の中身がイメージしづらい」27.7%、「物件の周辺環境が分からない」27.0%という結果。


 そのZ世代が、部屋選びに当たって「物件紹介動画を参考にしたい」と回答したのは、53.5%と半数以上。その理由として、「物件の中身がイメージしやすい」「物件の広さがイメージしやすい」と、不動産ポータルサイトやアプリについて不満に感じることの逆の結果であった。



 ハウスコムによると、部屋選びに「物件紹介動画を参考にした」人は、「好きな街」「広い部屋」などお気に入りやこだわりの部屋を動画から見つけて、「家賃が高くても住みたい」と考える人が多い傾向にあり、他のZ世代より平均家賃も7450円高いという。


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