Appleはこの数年間で徐々に「iPad」を、プロフェッショナルなクリエイティブ領域へと押し出している。例年ソフトウェアの新しい方向性が発表される、同社の年次開発者会議「Worldwide Developers Conference」(WWDC)を1カ月後に控えたこのタイミングで、Appleはついに、長い間「Mac」向けに提供してきた2つのクリエイティブアプリ「Final Cut Pro」と「Logic Pro」のiPad版を発表した。
Appleは、「iMovie」と「GarageBand」(と「Clips」)という動画編集と音楽作成の無料アプリをiPad向けに提供している。Final Cut ProとLogic Proはサブスクリプション形式で提供され、料金は月額4.99ドル(日本では700円)、または年間49ドル(同7000円)。Appleは既に、サブスクリプションサービスを重視する姿勢を見せており、その傾向は続いているようだ。Final Cut ProとLogic ProのMac版の買い切り価格は、それぞれ299.99ドル(同4万5000円)と199.99ドル(同3万円)。比較すると、iPad版の年間サブスクリプションを利用する場合、初期費用は低いが、長く使用するほど割高になる可能性がある。
どちらのアプリも、刷新されたタッチインターフェースを備え、2022年秋にリリースされた「iPad Pro」に搭載されている「M2」チップを利用したいくつかの機能も備える。アプリは5月23日から提供が開始され、最初の1カ月間は無料トライアルが可能。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス