IDCは、家庭向けスマートデバイス市場に関する調査結果を発表した。2022年の世界出荷台数は、8億7180万台で前年比2.6%減だった。減少は、調査を開始して以来初めてだそうだ。
ただし、2023年には世界経済が回復し、出荷台数は前年比2.2%増の8億9090万台と予測。市場拡大はその後も続き、2027年には12億3180万台まで増え、2023年から2027年までの年平均成長率(CAGR)は8.4%と見込む。
2022年の状況をジャンル別でみると、出荷台数のもっとも多いスマートテレビの落ち込みが前年比4.3%と激しかった。2021年にCOVID-19パンデミックの巣ごもり需要で出荷が大きく増えた反動だという。スマートテレビの出荷は、マクロ経済の逆風と、長い買い換えサイクルという影響により、2023年も減りそうだ。
カテゴリ別の出荷台数と市場全体に占める割合、CAGRの予測は以下のとおり。
2023年:2億8440万台(31.9%)
2027年:3億1540万台(26.5%)
CAGR:2.6%
2023年:1億9780万台(22.2%)
2027年:2億7970万台(23.5%)
CAGR:9.0%
2023年:1億1170万台(12.5%)
2027年:2億4360万台(20.5%)
CAGR:21.5%
2023年:1億1170万台(12.5%)
2027年:1億3090万台(11.0%)
CAGR:4.0%
2023年:2590万台(2.9%)
2027年:3150万台(2.6%)
CAGR:5.0%
2023年:1億5950万台(17.9%)
2027年:2億3070万台(19.4%)
CAGR:9.7%
2023年:8億9090万台
2027年:12億3180万台
CAGR:8.4%
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