信頼できる文章作成アシスタントという地位を築いてきたGrammarlyが、利便性の向上を目指して大幅なアップグレードを実施する。
Grammarlyは米国時間3月8日、本人が書いたものを利用して文章を改善したり、新たな文章を生成したりする生成型人工知能(AI)機能「GrammarlyGO」を発表した。
GrammarlyGOは、ユーザーの文章から論調、スタイル、文脈、目的などの特性を理解した上で、ユーザーに合わせた提案をしたり、文章の生成、リライト、パーソナライズなどを行ったりする。
GrammarlyGOは「ChatGPT」にとてもよく似ている。文章のトーン、明快さ、長さの変更や、プロンプトに基づく文章生成やアイデア出しまでやってくれる。
ほかのAIチャットボットと似た点もある一方で、ほかにはない機能もあるとGrammarlyは説明する。例えば、文章固有の文脈を考慮した提案、論調の選択、文章の書き出しや改善を提案するプロンプト表示などがあるという。
目指しているのは、文章作成における時間の節約と質の最適化による、ビジネスパーソン、教育者、学生など個人の生産性向上だ。
GrammarlyGOの利用には、面倒な順番待ちリストも追加の利用料金も必要ない。「Grammarly」をダウンロードして、4月に始まるベータ版のリリースを待つだけだ(対象は米国、カナダなど一部の国)。
ビジネス向けメッセージツールの「Slack」は7日、ChatGPTをプラットフォームに組み込むと発表した。ChatGPTは開発者にAPIを公開しており、ChatGPTとの連携は、ビジネス分野などで今後さらに増えるとみられる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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