ネストビジュアルは、同社が運営している「お江戸メタバース」において、OpenAIのAIチャットボット「ChatGPT」をベースとする多言語対話機能を提供開始した。
お江戸メタバースは、江戸時代を味わえるメタバース。アバターになって参加すると、ほかのユーザーとチャットでコミュニケーションしたり、浮世絵動画や花火を鑑賞できたりする。
ネストビジュアルは、OpenAIの言語モデル「GPT-3.5」をお江戸メタバースに実装。これにより、ユーザー同士が数十言語でやり取りできるようになった。たとえば、伝えたいチャットの最後に「~をフランス語で伝えて」「~をベトナム語で伝えて」などと付け加えると、日本語で入力した文章がそれぞれの言語に自動翻訳されて表示される。もちろん、ほかの言語から日本語への翻訳も可能だ。
この機能によって、世界中の人々が言葉の壁を越えてコミュニケーションしながら江戸時代を体験できるという。外国人向けの日本紹介イベントや、海外向けECの展開、訪日前の質問受付などに活用可能としている。
ネストビジュアルは、お江戸メタバースの機能を随時強化し、現在10種に限られているアバターの拡充、ゲーム機能の追加、EC連携、NFTアート取り扱い、仮想不動産販売、イベント開催などに取り組む計画。
お江戸メタバースの紹介ビデオ(出典:ネストビジュアル/YouTube)
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