米プロバスケットボール協会(NBA)は、数年前から仮想現実(VR)を用いた試合中継を提供してきた。そして今回、「Facebook」運営元のMetaとの提携を拡大し、「Meta Quest」で50試合以上の生中継をバスケットボールファン向けに提供することが、Metaの米国時間1月23日の発表で明らかになった。
今シーズンについてはNBAの52試合の生中継がVRで視聴可能になるほか、女子プロバスケットボールリーグのWNBA、G League、2K Leagueの試合が「XTADIUM」アプリとMetaのメタバースプラットフォーム「Horizon Worlds」上で提供される。さらにNBAの試合のうち5試合は、180度VRで観戦できる。
「Meta Quest 2」は、市場で最も人気が高いVRヘッドセットの1つで、2022年6月時点での販売台数は推定で1480万台にのぼる。ただしサプライチェーンの問題から、Metaは2022年にMeta Quest 2の価格を100ドル(日本での値上げ幅は2万2220円)引き上げている。
NBAとMetaは2020年に、Questに関する契約を結び、MetaはVRにおけるNBAのコンテンツ視聴の「プレゼンティングパートナー」になった。VRヘッドセットは今でも主にゲーム用のデバイスとみなされているが、スポーツ観戦はゲーム愛好者以外の層がQuestを試してみようと考えるきっかけになるかもしれない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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