Appleは技術的な問題から、軽量の拡張現実(AR)グラスの開発を無期限延期したと、Bloombergが米国時間1月17日に報じた。
同社のARグラスは、ARと仮想現実(VR)の要素を組み合わせたMRヘッドセットに続いて登場すると予想されていた。しかし現時点では、2023年にMRヘッドセットがリリースされた後、早ければ2024年か2025年初頭に低価格版のMRヘッドセットが発表される予定だと、Bloombergは、この件に詳しい人物の発言を基に伝えている。
Appleは、以前からARに対する野心を公言してきた。最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は、同社がARの大きな未来に向けて準備していることを示唆し、ARは「iPhone」と同じくらい重要な技術である可能性があると述べている。また同社は開発者に多くのARツールを公開している。
同社は何年も前からARをデバイスに組み込んでいるが、MRヘッドセットを2023年に発表すると広く期待されている。と言ってもこれまで発表日は先延ばしになっており、早ければ1月に発表イベントが行われるとの予想もあれば、毎年6月頃に開催される世界開発者会議(WWDC)に先立ち、今春の発表を目指しているとの報道もある。
Appleにコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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