AMDは米国時間1月4日、AIエンジンを搭載した業界初のモバイル(ノートPC)向けx86プロセッサー「Ryzen 7040」シリーズを発表した。AMDの最高経営責任者(CEO)Lisa Su氏が、ラスベガスで開催しているCESの基調講演で、AIなどのイノベーション領域における同社の成果を紹介した。
Su氏は基調講演で、「AIはテクノロジーの未来にとって、まさに最も重要なメガトレンドだ」と述べた。
Ryzen 7040シリーズには、新しいRyzen AIエンジンが搭載されている。このAIエンジンは、「XDNA」の最初の商用バージョンとなる。XDNAは、AMDがXilinxの買収で獲得した、非常に自由度の高いアクセラレーターだ。さまざまなアプリケーション向けに適切な電力効率で構成でき、AMDの製品ポートフォリオ全体に幅広く導入される予定だ。
ノートPC向けの7040シリーズは、4nmプロセスで製造した超薄型プロセッサーで、250億個以上のトランジスターを搭載する。これは「Ryzen 6000」世代の約2倍に相当し、バッテリー持続時間は30時間以上に及ぶ。
Su氏は、専用のオンチップAIエンジンにより、「オーディオとビデオが強化されて、本物さながらのコラボレーション体験が可能になる」ほか、ゲームのリアルタイム性などが向上すると説明した。
Ryzen 7040を搭載したノートPCは、3月から出荷される見通しで、200以上のモデルが登場する予定だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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