LGエレクトロニクスが2023年1月に発売予定の「LG OLED Flex」はテレビ兼モニターだが、最大の特長は、その独特の電動スクリーンにある。42インチの有機ELパネルは、リモコンの曲率調整ボタンによって、平面から曲面まで自由に曲率を変えられる。筆者はこれを1週間使用して、その曲面スクリーンと内蔵バイアス照明が、没入感あふれる視聴体験をゲーマーに提供することに気づいた。
曲率は3段階が事前に設定されているが、電動システムになっているため、さらに細かく調整できる。モニターの背面にはXのような形の照明があり、動画や音声と同期させたり、色を次々と切り替えたりできる。
筆者がプレイした複数のゲームは、照明と曲面スクリーンのおかげで間違いなく没入感が高まった。椅子にゆったり腰掛けて、画面が高めのところから下方に傾いている環境は、まるで自分専用のアーケードシステムのように感じられた。
LG OLED Flexの最大の欠点は、高額でサイズが大きいことだと筆者は考えている。スタンドの奥行きが10インチ(約25cm)あるだけでなく、快適に視聴するには、スクリーンから少なくとも20インチ(約50cm)離れた位置に座らなければならなかった。つまり、モニターとして使うには奥行き30インチ(約75cm)以上のデスクが必要となる。価格は2500ドル(日本では予想実売価格44万円前後)だ。LGは標準的な42インチの有機ELフラットテレビを800ドル(約10万7000円)で販売している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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