水素燃料電池車は、圧縮水素ガスを電気に変換し、従来の電気自動車(EV)と同じようにして自動車を駆動させる。水素インフラはまだ成熟期に達していないが、この種の駆動方式の未来をBMWは確信しており、それを実証するために、水素燃料電池車の少量生産を開始した。
BMWは、「BMW iX5 Hydrogen」のテスト車両の生産を開始したと発表した。これは、BMW初の量産水素燃料電池車で、2023年春から「地域におけるカーボンフリーのモビリティーに向けた」技術の実証に使われるという。
米サウスカロライナ州スパータンバーグにあるSUV工場でベースとなる「X5」車両を生産し、独ミュンヘンにあるリサーチ&イノベーション・センターで水素燃料電池などを組み込む。燃料電池に電気モーターとバッテリーを組み合わせることにより、iX5 Hydrogenは最大374hpという、現行のプラグインハイブリッドモデルのX5よりも少しだけ低い正味出力を達成する。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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