固定翼型のドローンで薬を病院などに配送する「Zipline(ジップライン)」を長崎県五島市内で展開するそらいいなは12月5日、五島市久賀島向けの食品、日用品のドローン配送実証事業の実施を発表した。実証から社会実装までを連続的に実施するという。
同事業は、12月5日から2023年3月10日までの期間、「令和4年度五島市ドローン i-Land プロジェクト離島間無人物流実証事業」の採択内容に基づき、そらいいなが提供するドローン機体と飛行システムを活用して実施する。ダイキョービックバリュー福江店と連携し、そらいいなの拠点から久賀島野園港および、蕨町に設けた配送場所まで、住民からの注文に基づき、弁当、総菜、加工食品、野菜、日用品などの商品を配送するという。
土日祝を除く平日に実施し、1日4回、各回最大4機体制を構築。当面は各回1人の注文のみ受け付ける。1人1回当たり最大約4kg(配送用箱4箱分)までの注文を受け付け、複数の箱での配送は自動飛行ドローン複数機を連続で飛行させて対応するとしている。
12月5〜19日、2023年1月10〜27日に実施予定の第1期は、野園港、蕨町の配送場所に商品を配送する。2023年1月30日〜3月10日に実施予定の第2期は、久賀島在住者と協業して個宅配送体制を構築する。島内全域を対象にドローン配送と合わせた個宅配送を実施する予定だ。
2023年3月13日以降は、実証期間で見極めた体制を基に、久賀島への配送を事業として継続するという。
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