MOON-Xは12月1日、シリーズBの最終ラウンドにて、エクイティとデットファイナンスを合わせて12億円を調達し、総額34億円の資金調達を完了したと発表した。
調達・融資先となるのは、Pavilion Capital International、SBIインベストメント、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、三井住友銀行の計5社。
MOON-Xはクラフトビールやスキンケアブランドなどを手がける。2019年の創業時より、自社ブランドの立上げ・育成、他社ブランドのDX支援、共創型M&Aを通じて加わったブランドの成長など、テクノロジーを活用して、日本のブランドをエンパワーメントする事業を展開している。
2022年8月末には、これまでのシリーズBで調達した資金をもとに、長野県塩尻市のベビー&マタニティブランド「kerata」を展開するケラッタの株式100%を取得している。
kerataでは、抱っこ紐やベビー寝具・家具、おむつ用品、マタニティ・ケア用品、親子で楽しむクラフト用品まで幅広いラインナップを展開。同社が持つデジタルやブランディング領域におけるノウハウ、他カテゴリーで培った知見を生かし、トップブランドを目指すとしていた。
今回、目標としていた30億円以上の資金調達を実現したことで、同社が提唱する「共創型M&A」(どちらかがもう一方に吸収合併されるM&Aとは異なり、ベストなパートナーシップの模索や永続的なブランド構築を目的としたM&A)の推進と、それを支える人材の採用を加速させる方針。
今後も、EC・デジタルやブランディング領域におけるノウハウを最大限に生かし、さらなる成長可能性のある中小企業・EC事業者の発掘とエンパワーメントを目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」