Twitterの最高経営責任者(CEO)Elon Musk氏の突拍子もない行動が続いている。重要なシステムを担当していた従業員を解雇したり、最後通告のメールを送って数百人もの従業員を退職に追い込んだりしている結果、同社は緊張状態に陥り、サービスが停止するのではないかという臆測が飛び交っている。
Twitterが突然シャットダウンすれば、過去のツイートやダイレクトメッセージ(DM)などの情報が失われてしまうかもしれない。最善の策は、今のうちにダウンロードしておくことだ。
幸い、Twitterには過去のツイートやDMなどのアーカイブを簡単にダウンロードできる仕組みがある。
Twitterにアーカイブをリクエストし、送られてきたファイルをダウンロードするだけで、過去のデータを閲覧できるようになる。Twitterのアーカイブをリクエストし、閲覧する方法をまとめた。
アーカイブのリクエスト手続きはTwitterのウェブサイトでしか行えないため、デスクトップPCから行うことを勧めるが、スマートフォンやタブレットでも難しくはない。両方のやり方を説明しよう。
モバイル端末を使っている場合は、まずTwitterアプリを起動して、左上に表示されている自分のプロフィール写真をタップし、サイドメニューを開く。次に、下にスクロールして「設定とサポート」 > 「設定とプライバシー」 > 「アカウント」 > 「データのアーカイブをダウンロード」と進む。するとアプリ内ブラウザーが起動し、Twitterのウェブサイトにリダイレクトされる。アーカイブを取得したいTwitterアカウントにログインして、「アーカイブをリクエスト」をタップする。
デスクトップPCの場合も手順はだいたい同じだ。Twitterにアクセスし、「もっと見る」をクリックする。続いて「設定とプライバシー」 > 「アカウント」 > 「データのアーカイブをダウンロード」と進む。必要に応じてパスワードを入力し、「アーカイブをリクエスト」をクリックする。
本人確認が終わるとリクエストが処理され、アーカイブの準備に最大24時間かかるというメッセージが表示される。ただ、アーカイブをリクエストしたが24時間たってもダウンロードファイルが届かないというユーザーもいるようだ。
ダウンロードの準備ができると、Twitterアプリとメールアドレス宛てに連絡が来る。記載されたリンクをクリックすると、再びTwitterウェブサイトの設定ページが表示されるので、アーカイブをダウンロードし、圧縮ファイルを解凍する。
フォルダーを開くと、「Your archive」という名前のファイルがある。これはHTML形式のファイルなので、クリックするとデフォルトに設定しているブラウザーで新しいタブとして開く。これはウェブサイトを読み込んでいるわけではなく、アーカイブを見やすくするためのインターフェースだ。記載されている情報をクリックすれば、過去のデータを呼び出せる。
例えば「Tweets」をクリックすると、過去の投稿がTwitter風のレイアウトで表示される。ページの脇には検索ツールも用意されているので、特定の投稿も見つけるのも簡単だ。
「data」フォルダーを開くと、Twitter、「モーメント」、DM、「フリート」で送受信した写真やビデオ、GIFを格納したメディアフォルダーが表示される。
ここでちょっとした警告を1つ。アーカイブを入手すると、つい思い出に浸ってしまう。この記事を書くのにいつもの2倍の時間がかかったのは、昔のDMや投稿を何度も見返してしまったせいだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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