アマゾン、反ユダヤ主義の映画配信めぐりユダヤ人団体から2通目の書簡

Oscar Gonzalez (CNET News) 翻訳校正: 編集部2022年11月16日 09時35分

 ユダヤ人団体の名誉毀損防止連盟(ADL)は米国時間11月14日、Amazonの「プライム・ビデオ」で配信されている反ユダヤ主義のドキュメンタリーをめぐり、2通目の書簡を同社幹部らに送付した。

Amazonのロゴ
提供:CNET

 ADLはこの新しい書簡の中で、Amazonが映画「Hebrews to Negroes: Wake Up Black America」にまだ免責情報を追加していないと指摘。The New York Timesの6日の記事によると、Amazonはこれを行うことを検討すると述べていたという。ADLの最高経営責任者(CEO)兼ナショナルディレクターのJonathan A. Greenblatt氏は書簡の中で、Amazonはヘイトを助長する商品を販売し続けているとして、以下のように述べた。

 「同社は、自社のプラットフォームを隅々まで検索して、反ユダヤ主義、反黒人主義の人種差別、過激主義、ヘイトを促進するその他の類似の作品を探す作業を、とうに終えているべきだ。実際、ADLの過激主義センター(ADL Center on Extremism)の専門家らはこの1週間で、衝撃的な数の反ユダヤ主義と白人至上主義の『商品』をAmazon上で発見した」

 NBAのブルックリンネッツに所属するプロバスケットボール選手(ポジションはガード)のKyrie Iriving氏は、10月27日にこのドキュメンタリーへのリンクをTwitterに投稿し、同チームから出場停止処分を科された。ADLとネッツは11月4日、同映画に関する書簡をAmazonに送付し、この作品を削除するか、作品ページに内容の不正確さについて説明する記述を追加することを求めた。

 ラッパーでファッションデザイナーのYe(元Kanye West)氏は10月、自身のTwitterとInstagramアカウントに反ユダヤ主義的な発言を投稿した。その後、Gap、Balenciaga、Adidasから事業提携を解消されて、20億ドル(約2800億円)を失ったとしていた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]