アウディ、自動車の動きと連動するVRコンテンツを車内で利用可能に--傘下企業が提供

 holorideは、自動車の動きと連動する仮想現実(VR)コンテンツを車内で楽しめる技術プラットフォームについて、Audiの一部モデル向けに提供すると発表した。

車内がVRゲーム空間になる(出典:holoride)
車内がVRゲーム空間になる(出典:holoride)

 holorideは、車載VRエンターテインメントを提供する目的で、Audiなどが2018年に設立した企業。自動車から得られる位置情報や動きのデータを利用し、現実世界と仮想世界を融合させるExtended Reality(XR)コンテンツを実現するとしている。holorideは、こうしたVRコンテンツによる仮想空間を「Motorverse(モーターバース)」と呼ぶ。

 Audi車向けに提供する技術は、車の動きをVRコンテンツへリアルタイムに反映させて移動を楽しみに変える。さらに、仮想世界が車の動きと連動するので、車酔いを防ぐ効果があるという。

 holorideの技術によるVRシステムは、Audi車向けの追加アクセサリー「Pioneers' Pack」として提供される。利用開始に必要なVRゴーグル「HTC VIVE Flow」とコントローラー「8BitDo Pro 2 Gamepad」、安全確保用ベルトが含まれており、1年間の利用権付きで699ユーロ(約10万円)。2年目以降も使用する場合、月額19.99ユーロ(約2900円)の月会費または月額14.99ユーロ(約2200円)相当の年会費が発生する。

 まず、ドイツで提供を開始し、2023年の早い時期より米国でも販売する。欧州とアジアでも順次提供していく。

提供するシステムの紹介ビデオ(出典:holoride/YouTube)


CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]