世界最大級のロケット「Falcon Heavy」が、3年間の休止期間を経て、再び宇宙に打ち上げられた。
今回の打ち上げは、地球から約2万2000マイル(3万5000km)離れた静止軌道(GEO)にペイロードを投入する、米宇宙軍のミッション「USSF-44」の一環だ。GEOは、SpaceXの「Starink」衛星が周回する、地球から340マイル(550km)の地球低軌道(LEO)よりも、はるかに遠くに位置する。
Falcon Heavyは2018年に初めて打ち上げられたが、SpaceXはその後、取り組みの焦点を「Starship」に移している。Starshipは、いつの日か人間を火星に運びたいとElon Musk氏が考えるロケットだが、試験はまだ完了していない。
Starshipは、2024年以降に人類を月と火星に送るという米航空宇宙局(NASA)の「Artemis」ミッションの目的を果たす可能性がある。Artemisのロケットのコアステージの主な契約業者は、Boeingだ。
Falcon Heavyには、未発表の大型衛星と超小型衛星「TETRA-1」という2つのペイロードが搭載されていると、米宇宙軍は所有するYouTubeチャンネルの1つの説明文で述べている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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