欧州連合(EU)で携帯端末の充電端子を2024年からUSB Type-C(USB-C)に統一する指令が、現地時間10月24日に最終承認された。
欧州理事会は、USB-CをEU全域で共通の充電端子にする共通充電器指令を承認した。この法律は、欧州議会の議長と理事会の議長の署名を経て、EUの官報に掲載され、20日後に発効する。その24カ月後には、対象機器におけるUSB-C対応が必須となる。
共通充電器指令を定める取り組みは、電子廃棄物の量を削減することを目的に、10年前から進められていた。USB-Cはスマートフォンだけでなく、タブレット、デジタルカメラ、ヘッドホン、携帯型ゲーム機など、ほぼすべての携帯端末の標準充電端子になる予定だ。2026年には、ノートPCにもUSB-Cが義務化される見込み。
Appleを除くほとんどのスマートフォンで、USB-Cが充電に採用されている。Appleは、「Lighting」ポートに代わってUSB-Cを採用する「iPhone」をテストしていると報じられている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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