Elon Musk氏は米国時間10月23日、脳とコンピューターをつなぐ技術を開発する自身の企業Neuralinkが31日に予定していた「show & tell(実演および発表会)」を延期したことを明らかにした。
当初10月31日に予定されていた同イベントの開催日を、11月30日に変更すると、TeslaとSpaceXの最高経営責任者(CEO)を務める同氏は、23日午前にツイートしたが、それ以上の情報は明らかにしなかった。
Musk氏は2016年、タッチスクリーンやキーボード、さらには音声アシスタントといった、従来の低速な入力デバイスに代わって、人間が脳を通して直接コンピューターを操作できる埋め込み可能なデバイスを開発することを目指して、Neuralinkを創設した。同氏は、人工知能(AI)の進歩に人類がついていけるように支援するための手段として同プロジェクトを宣伝していたが、最近では、障害のある人々が障害によって損なわれた機能を取り戻せるように支援するデバイスの開発に焦点を絞っている。
Neuralinkの2020年と2021年のデモでは、それぞれ豚とサルに同技術を埋め込んだ様子が披露されたが、同社の進捗の遅さにMusk氏は不満を募らせていると報じられていた。同氏は2021年12月に、同プロジェクトがサルで成功していると述べ、2022年には米食品医薬品局(FDA)の承認が得られ次第、四肢まひ患者などを対象に、初めての人体埋め込みに着手したいとしていた。しかし、FDAの承認はまだ得られていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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