Amazon.comは、欧州における荷物配送網の電動化と脱炭素化を推進するため、今後5年間で10億ユーロ(約1470億円)投資すると発表した。
Amazon.comが、欧州の各拠点から顧客宅への配達に使用している貨物バンのうち、現時点で3000台以上が電気自動車(EV)だそうだ。同社は配達用EVの導入を進め、2025年には1万台以上へ増やす計画。拠点間のような長距離輸送用などとして使う大型EVトラックも、1500台以上の体制へ増強する。
また、ロンドンやミュンヘン、パリといった都市部には、20カ所以上のマイクロモビリティ配達拠点を設け、電動カーゴバイクや徒歩による配達に取り組んでいる。これについても、2025年末までに拠点数を倍増する。さらに、新たなEV充電装置も各地に数千機設けるという。
Amazon.comは、2040年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする目標「Climate Pledge」を掲げている。これは、パリ協定で目指す時期より10年早い計画だ。米国でも、2030年までに配達用EVを10万台規模にする予定。
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