マスクCEO、「うんざり」でもウクライナへの「Starlink」無償提供を継続へ

Liam Tung (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2022年10月18日 10時44分

 SpaceXの最高経営責任者(CEO)であるElon Musk氏は、「うんざりだ」としながらも、衛星ブロードバンドサービス「Starlink」のウクライナにおける無償提供を継続することを明らかにした。同氏はこれに先立ち、無期限に無償提供はできないとして、米国防総省に費用の負担を求めていた。

衛星通信のイメージ

 Starlinkは、ロシアが2月に侵攻を開始して、インターネットを含む重要インフラを攻撃してくる中で、ウクライナの通信に欠かせない存在になっている。

 SpaceXは2月、数千もの端末をウクライナに寄付した。同サービスは通常、端末1台につき599ドル(約8万9000円)、接続には月額110ドル(約1万6000円)の費用がかかる。CNNによると、SpaceXの政府セールス担当ディレクターは9月、国防総省に書簡を送付し、ウクライナ政府と軍によるStarlinkの利用料金を負担してほしいと伝えたという。

 Musk氏は先週、SpaceXが既存システムをウクライナに無期限に無償提供し、一般家庭よりもはるかに多くのデータを使用する端末をさらに送るのは、理不尽だとツイートした。

 「SpaceXは、過去の費用回収を求めているわけではないが、既存システムをウクライナに無期限に無償提供することはできないし、データ使用量が一般家庭の最大100倍に達する端末をさらに数千台送ることもできない。それは理不尽だ」(同氏)

 SpaceXによると、2022年の残りの期間の費用は1億2000万ドル(約180億円)を超える見通しで、今後12カ月間の費用はおよそ4億ドル(約600億円)に上る可能性があるという。SpaceXは、2月のMusk氏の発表以来、約2万台の端末をウクライナに供給している。ウクライナ当局は7月、さらに約8000台のStarlink端末を要請していた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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