アップルは日本時間9月8日未明にスペシャルイベントを開催し、「iPhone 14」シリーズを含む新製品を発表した。
米ドルベースの販売価格はiPhone 13から据え置きとなっているが、国内の税込価格は直近の円安を反映している。1ドル110円程度だった「iPhone 13」シリーズの登場時と比べてどれだけ高価になったのか、両機種の発売日時点での価格を比較してみた。
例えば、「iPhone 14」(128GB)の国内価格は11万9800円だ。一方、同容量の「iPhone 13」の発売日時点での価格(以下同)は9万8800円のため、2万1000円高くなった計算だ。
iPhone 13 発売時 | iPhone 13 価格改定 | iPhone 14 | |
---|---|---|---|
128GB | 9万8800円 | 10万7800円 | 11万9800円 |
また、「iPhone 14 Pro」(256GB)は16万4800円だ。一方、同容量のiPhone 13 Proは「13万4800円」だった。つまり、3万円高くなった。
iPhone 13 Pro 発売時 | iPhone 13 Pro 価格改定 | iPhone 14 Pro | |
---|---|---|---|
256GB | 13万4800円 | 15万9800円 | 16万4800円 |
最上位モデルで比較すると「iPhone 14 Pro Max」(1TB)の国内価格は23万9800円だが、同容量「iPhone 13 Pro Max」は19万4800円だった。つまり、1年前の同等機種と比べて、4万5000円も値上がりしたことになる。
iPhone 13 Pro Max 発売時 | iPhone 13 Pro Max価格改定 | iPhone 14 Pro Max | |
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256GB | 18万2800円 | 21万9800円 | 23万9800円 |
今回のiPhone 14シリーズは、1ドル136円程度のレートで換算しているようだ。なお、現在の為替レートは9月7日に1ドル144円をつけるなど円安が更に進行している。今後もこの傾向が続けば、さなる値上げや、海外からの転売ヤーの殺到などの懸念もありそうだ。
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