アプリを開いて、その機能やデザインにイライラしたことはないだろうか。ご心配なく、そのような経験があるのはあなただけではない。Appleの「App Store」には、アプリに対する不満を綴った多くのレビューが残されている。Decluttrの新たな調査では、米国向けApp Storeで提供されている人気アプリのレビューを集計し、否定的なレビューが多かったアプリ上位40件を公開している。
1位は「Facebook」で、計125万件のレビューのうち61%が星1つだ。世界で特にダウンロード件数の多いソーシャルメディアアプリの1つであるにもかかわらず、平均評価は星2.2個となっている。
アプリに対するユーザーの不満は、アプリのインターフェースやパフォーマンスの問題、データやプライバシーの漏えいなど、さまざまな要因に基づいている。Facebookの場合は、プライバシー関連の懸念をめぐる近年の否定的な報道が、ユーザーの感情に影響している可能性もある。
2位は動画配信アプリ「HBO Max」だ。同アプリはエンターテインメントのカテゴリーで1位、総合で2位となった。全レビューの38.4%で、星1つと評価された。
同アプリには、複数の機能上の問題があった。最も有名なのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」の前日譚となる「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の配信開始時に、3年前からこれを待ち望んでいた数百万人のファンがアクセスしたことでアプリがクラッシュし、多くのユーザーが視聴できなかったことだ。
HBO Maxはまもなく刷新される予定のため、もう心配は無用だろう。Warner Bros.は、HBO Maxと「Discovery+」を単一の配信サービスとして統合した新しいアプリを2023年夏に提供することを発表したと、Engadgetが8月に報じている。
3位は「Snapchat」で、星1つの評価は24%だった。Decluttrによると、「Android」版アプリの画質が「iOS」版より劣っており、きめが粗くピクセルが目立つ画像が表示される場合があるとのレビューが投稿されているという。また、「Snapマップ」による位置共有をめぐる安全性の懸念も、要因として挙げられている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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