スマートショッピング、第三者割当増資で10億円調達--在庫管理や発注自動化をIoTで

 スマートショッピングは8月17日、スズケンを引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。これにより、累計調達額は26億円(4億円は借入)となる。

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 スマートショッピングは、IoT重量計を使った在庫管理、発注自動化ソリューションを開発。製造業、医療機関などのB2B向けに、あらゆる在庫の管理や棚卸し、発注を自動化するSaaS「SmartMat Cloud(スマートマットクラウド)」を展開している。消費者向けには、面倒な日用品の買い物を自動化、ゼロクリックショッピングを実現する「SmartMat Lite」を提供している。

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 今回調達した資金は、SmartMat CloudとSmartMat Liteの利用者拡大に向けた営業、マーケティング活動と、ソフトとハード両面からのプロダクトの進化、それを実現するための人材獲得に活用するという。

 また、B2B向けに展開するSmartMat Cloudでは、現場の在庫、発注ニーズにさらに柔軟に応えるとともに、実在庫のリアルタイムの動きを起点にDXを進めるプロダクトとしての進化を計画するという。

 例えば、医療機関の現場では医療材料、用品の発注自動化に活用されているため、医療機関が既に使用している電子カルテや医薬品管理システムとの連携を進める。医療機関のオペレーション全体と連携した自動材料、用品管理の実現、DX効果の創出を目指す。

 製造業などの現場においては、従来は管理自動化が難しかった実在庫のリアルタイムな自動実在庫管理を実現している。そこで、実在庫の動きを起点にリアルタイムでの在庫最適化を実現すべく、生産管理との連携など開発を進める計画だという。

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