カインズは8月16日、レジを通らずに買物できる店舗「CAINZ Mobile Store」をカインズ本社1階ロビーに設置し、9月1日から実証実験を開始すると発表した。
カインズオリジナル商品を中心とした約200アイテムを取り扱い、カインズの従業員限定で利用できる。今後の展開は実証実験の結果を踏まえて検討するとしている。
CAINZ Mobile Storeは、店舗入り口にあるゲートに専用アプリのQRコードをかざして入店できる無人店舗。米国AiFiが提供する、複雑な人工知能(AI)システムと最先端のコンピューターヴィジョンのアルゴリズムを基盤にしたテクノロジーを活用する。
店内上部に設置したカメラが来店客の動きを認識、手に取った商品を判断し、入店時に読み取ったアプリで自動的に決済する。ユーザーは非接触かつ買物の時間を短縮でき、店舗は省人化による効率の向上が期待できるとしている。
カインズは、「ストレスフリー」「パーソナライズ」「コミュニティー」「エモーショナル」の4つを目的としたデジタル戦略を推進している。特にストレスフリーの点では、「カインズアプリ」「ピックアップサービス」など、買物時のわずらわしさ解消につながる施策を実施しているという。
今回新しく始めるCAINZ Mobile Storeでも、レジに並んで会計を待つ時間や買い物かごから買い物袋に入れ替える手間など、ちょっとしたわずらわしさを解消できるとしている。
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